追突

家族一同で、祖母のお墓参りに行ったときのことです。
午前中、まだ早い時間で上りの高速道路は混雑していました。なかなか進まない車に、なんだか一同がイライラし始めていました。
レインボーブリッジを抜けて、左手に東京タワーが見える場所に近づいた…その時!
がつん!という鈍い音と共に、いきなりやってきた衝撃。
「やられた!」
運転してたK君が路肩に車を寄せて止めると、後ろの車に近づく。私と母は後ろに座っていて、軽い鞭打ち状態。…最初、何が起こったのかよくわからない状態で振り向くと、
後ろにいたのは何と黒塗りのハイヤー。これが家の車に衝突した。
母が特に首に痛みを感じていて、とにかく、救急車を呼ぶことに。
でもこの渋滞状態で、早く来れる訳も無く…。と、颯爽とやってきたのは、消防隊?のバイク。か、かっこいい……。とりあえず、私と母は簡単に首を固定されました。
ややあって遅れて救急車到着。母のかかりつけの病院に搬送されることになりました。
救急車に乗るのは人生で2度目の私は、「車の中ってサイレンの音響かないんだなー」とか首が動かないままでのんびりと考えたりする。
以前交通事故にあったときは、明らかに軽症だったのにも関わらず、救急車が呼ばれた。病院が近くだったので、「恥ずかしいから歩いていきますよ」という私に、「救急車で来た、という体制作っておくと、一番最初に診察できるんです」と救急隊の方に教えてもらったことはあったので、スムーズにいくかな…と思いきや、
病院に行くと溢れるばかりの患者さん。結果、レントゲン写真写すのにも、診察にもかなり時間がかかる家族…。
そんな中、ハイヤーの会社の所長と副所長がやってきて、診察料を払ってくれるという。交通事故だから、当然保険が利かない、ということなので、軽症だったにもかかわらず、母、父、私(因みに、運転してたK君は何も無かったらしい)がかかった治療代はトータル約…
67000円。
うわわわ!
それから、警察に事情聴取されたり(怪我人までも??)、すべてが終わったのがもう午後3時過ぎていたのでした…。
結局、この日ってなんだったんだろう…(泣)。