ほのぼの

通勤途中、信号待ちの自転車に乗った親子とすれ違いました。前かごの位置にまだ2〜3歳くらいの男の子を乗せたお母さんです。男の子は、上を「あっ」と指差しました。
「あれ、電車みたいだね」
私も釣られて上を見ると、電線に、何か装置がぶら下がってて、うーん、例えるなら、定規かな。目盛りの部分が上で、そこが丁度窓に見える…かな。見た目は普通の一両電車。お母さんも足を止めて、一緒に上を見ています。
「ホントだね」
と、お母さん。
「あれ、何処に行くのかなぁ?」
と、男の子がポツリと言いました。
「んー、電車じゃないみたいだよ?」
お母さんも、上を見上げながらのんびり。
私は、信号が変わった時点でその親子から離れてしまったので、そのあとどんな会話があったのかは判りませんが、子供の発見を一緒になって考えてあげる、そのお母さんがとてもあったかく見えました。
いいなぁ、お母さんって。