どうしたらいいのか

今、パーキンソン病を持っている患者さんが治療に来ていて、歯磨き指導をしています。
医院にとってはかなり古い患者さんなのですが、3年前くらいから体調不調を理由に、治療が止まっていたのです。前々から「だるい」「疲れた」という言葉が口癖に近くなっていて。「私なんか」と、考え方も何となく後ろ向き…。
久々に来院するその人は、旦那さんの補助がないと、中々自分から動くことが出来なくなっていました。
知識など⇒http://neurology.web.infoseek.co.jp/
中々自分で完璧にすることは難しい。自分の意識とは別に、身体が思い通りに動かせない病気でもあり、日によって体調の差も出てきます。自身はそれがもどかしく、「判ってはいるけれど…」。
昼間はたいてい一人で家にいて、歯科にいるよりは幾らか機敏な動きが出来る、とのコト。本当は旦那さんに歯磨きの介助もして欲しいのですが、旦那さんも仕事に行ってる身。中々強い言葉ではいえません。
それを察しているのでしょうか、「ヘー」「そうですよねー」と私に賛同してるように見えつつ、うーん、何か反応が薄い。のれんに腕押し、までは行かなくても、聞いてくれてるのかな…と何となく不安になってしまう時もあるのです。
今日も歯磨きは中々出来ていませんでした。歯ブラシを誘導して、動かしてもらうとできるのですが、自分の思うところに歯ブラシを持ってくることが中々出来ない。しかも、少しやると疲れてしまうようなのです。それを見た院長が、「旦那様にやってもらって」と言うのですが、「正直、私の言うことを余り聞いてくれないようなきがするので、院長からも話していただけますか?」と言って見たのです。
うーん、反応は私の時よりも真剣に聞いてる…様に見えるかなぁ?
次、患者さんの口の中がどうなってるか……不安なようで、今度は期待してみることもあり。でも、院長にお願いした私は、責任転嫁…なんでしょうか。