久しぶりに会った患者さんと話していた時の事です。
「前回来た時いなかったよね」
「丁度休みだったんですよ」
と、私。
「辞めちゃったんじゃないかってドキドキしたわよ」
「そうですか?」
その後、その患者さんが言ってくれたのは意外な言葉。
「ここに来てあなたと会うと凄いホッとするの…元気が貰えるって言うか」
「え?」
何か、返す言葉が無くて。だって、普通に院長に怒られるへたれ衛生士なのに。仕事だって完璧に出来ないのに。たまに機嫌が悪いのがモロ外に出るし。家族からは「外面はいいんだから!」っていつも言われてるし。結構見た目だっていいほうじゃないし。
「そんなこと言われたの初めてですよぉ」
「言われた事ない?」
と、患者さん。何か、目が熱くなってきて。普段なら悔しいとか自分を正当化するだけの涙なのに、泣きたくなってきた(泣かなかったけど)。
この仕事をしてて、最高に良かったと思えた瞬間でした。