これって記録かもしれない

初診でやってきた70代後半の婦人。かなりしっかりしてて、美人さんで、きっと若い頃は仕事とかバリバリやってそうだなぁ…と想像してみる。主訴もハッキリと
「歯が腫れてきたんだけど入れ歯にはしたくないから」。
でも、正直言ってブリッジが何本か入ってるんだけど、レントゲン写真を見ると、いかにも無理矢理作ったように見えました。よく歯も頑張ってたなって思った。案の定、歯周病の検査でも引っかかってて。院長が写真を見せながら、
「これは入れ歯にしなければならないかも…」
と説明し始めました。この方、色んな話を聞いてるらしくて、インプラントとか、その他結構興味が無ければ判らないだろう話も多い。しかも、言いたい事がハッキリしてるもんだから、若い院長は正直タジタジ…。
「このブリッジは昭和4×年に入れたんですけど…」
うゎ、入れた年覚えてる!!しかも慧輝さん生まれる前。


脇で話を聞きながら、すっかり感心してしまった私…。


そんな中、問診表を見て、紹介者欄に通ってる患者さんの名前を見つけた院長が、
「家族の方ですか?」
「はい、○○と××もお世話になっております」
○○ってのは矯正で通ってる小学生の患者さん。
「お孫さんなんですか?」
と院長。
「曾孫なんですよ」
「………そうなんですか?」
いや、それまでもココの家族は、○○君を基準にすると、お母さん、お父さん、おばあちゃんも現在通ってるんですが、これで4世代。現役?で通ってる患者さんとしては初めてなんじゃないかな…。しかもこの若さ。後でスタッフ皆で
「もしかしたら、玄孫も夢じゃないかもね、この人なら」
って言ってました。それくらい、元気に見えたから。