無邪気な子

小学校6年のSちゃんという子の歯磨き指導をする事に。虫歯はほとんど無い子なんだけど、歯垢を染め出すと結構赤く染まってた。歯を磨く時に鏡を見ない、ということなんで、手鏡を見て歯磨きをするように指導しました。
が、
「だっておばさん鏡なんか買ってくれないもん」
と、Sちゃん。
「お母さんの事おばさんなんて言うの?」
と聞くと、
「だってもう42歳だもん」
と口答えする。
「42歳なんてまだ若いでしょう?」
というと、
「お兄ちゃんなんてばあさんっていうよ」
………うっ……。なんて口の悪い兄妹なんだ…。
「私も人の事言えないな」
と、半ば自虐的に言うと,
「お姉さんは○歳位?」
と聞いてきた。あのね、それ、私の実年齢より4歳も上なんだよ?
今度は
「どうだろうねー」
って言葉を濁すと、今度は
「じゃ、○+2歳位?」
半ば泣きたくなってきた…。いや、全く悪気が無いのはSちゃんの邪気の無い笑顔でよくわかるけど、でも、私のショック度は意外と上だったのだよ。



さらに!
この話を後でスタッフUちゃんに話した所,
「でも多分それでも気を使ってると思うよ」
と止めを刺されました…。
…じゃ、私は何歳だと思われてたのかな…。