やりがいのある患者

この前から歯石取りを始めた患者さん。最初に簡単に歯石を取ったときも思ったんですが、まぁ取りがいのありそうな人。今回の歯石取りは、歯周病の疑いがある、歯と歯茎の隙間に入り込んだ歯石を、スケーラーと呼ばれるもので引っかきながら取っていくもの。
どうしても歯茎に触ってしまうため、表面麻酔を塗りながら慎重に探っていきます。
出るわ出るわ。
色も真っ黒になってしまった歯石、しかも最大直径5mm程度の歯石が「ごそ」とか効果音を付けたくなるほど出てくる。歯4本だけなのにその量の多さに、思わず標本でも作りたくなりましたよ全く。
最後に、患者さんにその歯石を見せてあげると、
「こんなんが俺の歯についてるのか……」
と何とも言えない様子でした。