何歳になっても。

歯磨き指導を担当している大正生まれのお爺様。若い方のように、教えることをすぐに吸収する、と言うわけにはいかないので、来院のたびに歯磨き指導です。でも、細かい磨き方を言われても、全部は理解できませんよね?
で、一番重視してるのは「鏡を見ること」。何処を磨いてるのか判れば、磨き残しが少なくなると考えたんですね。でもこのお爺様、「鏡なんか見たくないよ」と言うんです。で、理由を聞いたら、
「この情けない頭を見たくないんだよ」
…まあ…確かに、髪の毛の量が豊か、とは言いがたい方なんですが……。
何歳でも、外見は気になるものなのですね(^^;)。